ミシンとイタグレ3匹と

イタグレ3匹と暮らすハンドメイド好きの飼い主のおはなし

製作道具のおはなし

今日は私が使っているミシンその他、お道具についてのお話です。
ワンコ服のお店をやっていらっしゃる他の方はどんなツールをお使いか、それはわかりませんけども、一応私は(我流ですが…)こんなふうにやってるよーっていうのを書いてみたいと思います。

 

まず布を断つのはハサミではなく、ロータリーカッター派です。もちろんハサミも使うことはありますが、ノッチ(合印)を入れる時ぐらいでほぼ使いません。

Clover ロータリーカッター 28mm

Clover ロータリーカッター 28mm

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

あと、まち針派ではなくクリップ派でもあります。 まち針ってニットだとずれる気がするので、クリップの方が使いやすいです。はずし忘れて痛い思いをすることもないですしね。

 

そして肝心のミシンの話です。
私は職業用ミシンとコンピュータミシンのジグザグ縫いを使っています。
ロックミシンは以前は使っていましたが、今は使っていません。その理由についてはのちほど…。

職業用ミシンは中古で購入しました。新品ではお値段的に無理があったので、比較的キレイな整備済みを選びました。

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古い機種でもう今では完売なので、画像を拾ってきました。baby lockのコンパニオン5500です。直線縫いしかできません。っていうか、直線縫いだけに特化した超心強い相棒です。厚物だってグイグイいっちゃいます。旦那さんの作業ズボンの裾上げも大丈夫です。
『ズボンの裾上げぐらいミシンでササッでしょ』ってミシンが家にある奥様、言われたことないですか?あれとんでもない発言ですからね!安物じゃなく普通に結構な値段するようなコンピュータミシンでも調子悪くなることがあるぐらい、難易度高い作業なんざますよ裾上げは!!
裾を三つ折りにした場合、ぐるっと縫うところは三枚重ねですが、ズボンの前後を縫い合わせている部分になると『小石?』と思うぐらい分厚くなってますからね。無理をさせるとミシン御臨終になります。
話がそれましたが、そういうズボンの裾上げみたいな作業も無理なくできてしまうのが前述のコンパニオン5500さんです。中古でも元気元気です。

 

そしてニットを縫う上で端処理を担当してもらってるのがコンピュータミシンです。

 なんか今、マスク需要でかわかりませんがミシンの品切れが激しいみたいです。楽天でご紹介できるリンクがなかったのでAmazonですが、こんな値段しませんよ!私が購入した時は6万円ぐらいでした。
コチラのミシンで布端をジグザグしています。時間はかかりますが今の私にはこの方法がベストです。

 

で、ですよ。多くのハンドメイド作家さんはロックミシンをご利用なのではないでしょうか。端処理と本縫いが一回でできてしまうし、余分な布端を切り落としてくれるし、縫い目はまるで既製品のように美しいし、最高だと思います。…でもそれはbaby lockという高級機種限定なんだなということが最近わかりました。
私が以前使っていたロックミシンはbaby lockではありませんでした。20万弱という高値に手が届くはずもなく、初心者が入門に使うのだから…ということで6万円か6万5千円ぐらいだったかな。リーズナブルモデルを買ったのです。
布帛(コットンとか帆布とか伸びない生地)は問題なく端処理できました。ただ、ニット生地と袖口などに使うリブ生地を縫い合わせる、または縫い合わせたものを端処理をする時に、バッキバキ針折れしました。折れた針の先端が顔面直撃することがあったりすると、折れるときの音と共にもうトラウマです。しばらく怖くて縫う気になれず、ダメにしてしまった生地と共にロックミシンも放置したりしました。

『ダメだ、やっぱ私向いてない』

『全然上達しない』

この工程を4年ぐらい繰り返しまくってました。
今年また久しぶりにロックミシンを出してきて端処理を試してみた結果、フットコントローラーを踏んでも動きにくい上に、やっぱりというぐらいに新品の14号針(厚物用)が折れました。ついに購入店舗に連絡し、一度みてもらうことにしたのです。もしかしたら初めて使い出した頃に何か変な扱い方をしてしまったかもしれないと思ったからです。ロックミシンをお店に送ってから何日か後に電話がかかってきました。

その結果故障などはなく、針と何かの部品が干渉していることもなく、糸掛を失敗しているわけでもなく、まったくの正常な状態だということでした。そしてお店の方はロックミシンは元来ニットソーイングが苦手なんです』という衝撃的な言葉を口にされました。『ただしbaby lockの機種以外はね』と注釈を付けられました。要するにbaby lockの機種(糸取物語、衣縫人)はリブ付けでも楽々できますと。それ以外の機種はニットソーイングが苦手な上に、リブ付けというハードルの高い作業は大変なので、弾み車を手で回してやるとか補助を人間がしてやりながらゆっくりと慎重に動かしてやってくださいとのことでした。
わかりましたやってみます!と言ったものの、慎重に慎重に補助をしながらやると、ジグザグミシンよりもさらにさらに時間がかかる上に、最悪進むことも戻ることもできなくなることがありました。ハイ、諦めました…。

『baby lock持ってる方に色々できることを言われても鵜呑みにしてはいけません』
『20万は20万なりの理由があるということです』

お店の方の言葉がチクチク刺さる。私の買ったモデルだって6万とか6万5千円とか、十分高級なお値段だったんだよ!!バカヤロー!!(泣)

 

そんなわけでbaby lockを手に入れることができるまで、私は職業用ミシンとジグザグミシンでちまちまと作業し続けようと決意したわけです。でもよかったんです、私の操作が悪かったわけじゃないし、さらに私はまだ向いてないと決まったわけじゃなかったということがわかっただけでも収穫でした。
しかし恐るべしbaby lock。さすがメイドインジャパンですね!

 

そしてコチラは近々ショップに登場させるつもりの半袖パーカーです。
既製服でMサイズで作っています。Mサイズでいいのかなぁ、、、。世の中のイタグレさんにどのサイズが多いのか、ここんとこドッグランにも行ってないのでさっぱりわかりません(汗)

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イエローとレッドの各1枚ずつ作っています。同じような半袖パーカーのバックプリント違いをこれからも増やそうかなと思っています。ひとつのデザインを大量生産というよりも、1枚2枚程度の製作になっていきそうです。あまりに好評だったら予定が変わるかもですが、まだそんな段階ではありませんしね。いかがでしょう、お出かけ先でもカブりませんよ!(笑)
ご希望のサイズやカラー、枚数などございましたらお気軽に【作家にメッセージを送る】からお問い合わせくださいね♪

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そんなこんななmimiLABOでございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

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